加藤エアコンサービス

Q)エアコンに専用コンセントは必要ですか?(ご質問者様)

A)必要です。

 エアコン専用コンセントは専用回路になっているものを指します。

 図で表しますと、
[電気配線図]
 分電盤(ブレーカーがまとめて入っている箱)の小ブレーカーから各部屋へ照明やコンセントまで配線されています。(簡略化のため配線は2系統のみにしてあります。)

 照明や床上近辺に設置されたコンセントは分岐回路といって、小ブレーカーから配線が分岐されいくつもの機器が接続されます。

 しかしエアコンはこの回路を使用することができません。小ブレーカーから分岐されることなく配線され、差し込み口も複数ではなく一つのみのコンセント(専用回路)を使用しなければなりません。

 エアコンは長時間、大きな電流を流すためです。

 昔から専用コンセントを使用せずに発火や火災になった事例は多く耳にしており、以前は普通のコンセントに差すことができる100V15A(平行型)プラグのエアコンを分岐回路のコンセントに差し込んで設置していく業者も多くおりましたが所轄機関の量販店等への指導で減ってきているようです。


このエアコンのプラグは分岐回路のコンセントで使用したものです。
[焼けたプラグ]
撤去工事でのものですが、過熱により焼けています。

 写真のように焼けているのは放送メディアなどでよく聞く“トラッキング”とは別のもので、接触不良により電気抵抗が増大し発熱(ジュール熱)した結果です。抜き差しの多い床上近辺のコンセントはプラグの刃と接触する受け側の金具がヘタってゆるみを生じやすく、接触面も酸化やアークで汚れて抵抗が増えます。

 また、このような焼け方はエアコンを使用中には気づきません。たまに取り外し工事でプラグがコンセントと溶着して抜けないものや、抜いてみたら今回のように焦げていたというのが出てきます。事故までは至らないけれども潜在していつ発火してもおかしくない危険な状態といえます。

 そのほかに、専用回路を使用しないと電線の途中での電圧降下が大きいため室外機(コンプレッサー)を駆動するための入力電圧が不足してエラーを出したり、勝手に停止したりすることもあります。

 知っている限り、エアコンの工事説明書には30年以上前から専用回路を使用するように記載されています。

 以上のことからエアコンには専用コンセントが必要になります。もし専用コンセントが設置されていない場合はお見積りいたしますのでご相談ください。

 なお、専用コンセントだからと安心せず、たまに異常過熱や焦げがないか確かめてください。とくにカーテンなどが近くにあると発火の際に燃え移ることがあるので注意が必要です。

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